芋はよきかな

芋はよきかな。薩摩芋はよきかな。これをくらふ時、人おのづからにして気宇闊大、時に愛嬌こぼるるがごとし。

大君の墾《はり》の広野に芋は作りて、これをしも節米の、混食の料《しろ》とするてふ忝《かたじけな》さよ。つはものは命ささげて海のかなたに戦ふ日を、銃後にありて、身は安らかに、此...

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霜柱くづるる庭のうめもどき

霜柱くづるる庭のうめもどき、根がたの土に青鵐《あおじ》来て、二羽、三羽、何かついばむ郊外の冬、その陽当りの縁近く、大皿の上、ほかほかと、甘やかに湯気を立てたる薩摩芋。親子三人、軍国の今日の糧《かて》ぞと、配りおこせし一貫匁の芋なり。

芋にして紅赤を我は好む。紅赤の蒸焼せるをほくと...

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義理人情

 義理人情も、かたくなゝ一人よがりになつてはいけませんが、この世の中をほんたうに住みよくし、人と人とが心から信じ合へるやうになるのは、この理窟を越えた義理人情が大きな力となるものだと私は信ずるのであります。これまた、殺風景な日常の生活にうるほひあらしめる要素であります。 さてそれなら、生活にうるほ...

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