霜柱くづるる庭のうめもどき

霜柱くづるる庭のうめもどき、根がたの土に青鵐《あおじ》来て、二羽、三羽、何かついばむ郊外の冬、その陽当りの縁近く、大皿の上、ほかほかと、甘やかに湯気を立てたる薩摩芋。親子三人、軍国の今日の糧《かて》ぞと、配りおこせし一貫匁の芋なり。

芋にして紅赤を我は好む。紅赤の蒸焼せるをほくと...

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義理人情

 義理人情も、かたくなゝ一人よがりになつてはいけませんが、この世の中をほんたうに住みよくし、人と人とが心から信じ合へるやうになるのは、この理窟を越えた義理人情が大きな力となるものだと私は信ずるのであります。これまた、殺風景な日常の生活にうるほひあらしめる要素であります。 さてそれなら、生活にうるほ...

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運動競技の類

 茶の湯も生花も共に、日本人のすぐれた趣味が作り上げた最も純粋な生活芸術なのでありまして、その技術を身につけるといふことは、茶の湯なり生花なりの精神をもつて、日常生活の隅々を最も日本的に秩序立て、美化する一つの道なのであります。従つて、茶の湯や生花の稽古に通ふ若い女性が、非常に趣味の悪いけば/\しい...

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